母は冷たく
東京の人は
温かかった…
でも
お客様と同じ空間で
同じ思いを
味わったことも
なしに…
どうして本当に
お客様の立場に
立った料理が
作れるっていうの?
それを知る
貴重な機会が
いまじゃないの…
彼女が
レストランに
望んでいるのは
なに?
特別扱い
されないことじゃ
ないのかしら?
スタッフがホストを
サポートしながら
一緒になってゲストを
もてなす!
そして
楽しい食事に対する
ゲストの感謝の気持ちが
ホストに向けられるように
しむける!
それが接待と
いうものでは
なくって!?
まずチラシの裏!
それから白い紙!
最後に原稿用紙でしょ!?
そうして緊張感を高めて
いくのよね。
そうだった――
「先延ばしにする」
それが母をかわす
唯一の方法――
それは
父にしか
できない――
けして思いやりに
のみこまれることのない
オーナー。
いっそある種の
さわやかさを感じる
伊賀であった――
彼はこの店に
必要な人間
なのだろうか――
すくなくとも
今のままの彼しか
できないことがある――
それは確かである。
2巻のメニュー
気になる方は、
長押しまたはコピー用に
お使いください。
仔羊フィレ肉のカレー香り漬け
鳩胸肉のローストにんにく風味ジュース
もも肉とアンディーヴ菓子仕立て
🍷Heaven? 🍷ご苦楽レストラン 3はこちらをクリックしてください