オーナーが来なくて
今日は最高でした。
この幸せを…
この幸せを
オーナーにも
分けてあげたい!!
そういえば
あなたたち
話がはずんでいた
ようだけど…
ワインがわかって
いないのね。
…飲んでこそ…
飲まれてこその
ワインではなくって?
そうか
料理は多めに
作っているはず。
ここで
張っていれば
おこぼれに
あずかれる。
お節料理は
この時期にしか
獲れない獲物。
切れ端といえども
このオーナーが
逃すはずがない!!
しょう来の夢
伊賀 観
ぼくの
しょうらいのゆめは
もうじゅうつかいです。
母の
作文だった…
伊賀くん。
川合くんが
うらやましいん
でしょう。
でも
伊賀くんには
無理。
「友だちでは
近すぎる」――
――と
伊賀くんは
思っている。
それでいいのよ!!
近づくのは簡単よ!!
美しい距離を
保つことこそ
難しいのよ!!
伊賀くん
レストランで
一番大事なことは
なにかわかる?
距離感よ!!
距離に対する
鋭敏な感覚こそが
才能なのよ!!
サービスマンには
向いていないはずの僕が
ここではけっこう
うまく…
けっこううまく(?)
楽しく(?)やって
いるなと…
墓場は
最も生産から
遠い場所。
わからないの?
このやすらぎの場で
金儲けをするのは
まちがっているのよ。
この店この場所において
すべては消費されるために
ある!!
太陽は与えるのみ!
地球は受け取るのみ!
ゆえに地上は
常にエネルギー過剰の状態にあり
そのエネルギーを費やすことにのみ
生物の営みは成立する!!
消費こそが
生命の祝福の
行為なのよ
――!!
「勝ったら私
甘酒を飲んで
暮らすことに
なるのよね?」
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